この
障害者自立支援法案、あと数日に可決されそうな勢いである。
名称は障害者を支持する法案に見受けられるが、ざっと概要を見る限り、障害者の負担が増えるとしか見えない。まだ詳しく調べる必要があるが、「障害者も出来るだけ自立し、利益を受けた分は自己負担出来るように」という、“応益負担”がベースにあるように思われる。
障害者と呼ばれる方々、出来るものなら自立したいという思いを抱えていない人はいないだろう。やろうとしても出来ない、だから障害を抱えているのだ。何故その方々に“自立”を前提とした法案を突きつけるのだろうか。この法案を急速に可決しようとしている裏は、何だ!?
経済的な自立のみが、自立なのだろうか。働くことのみが自立だろうか。勘弁してほしい、自立していても社会の役に立っていない人間は、いる。自立していても、人を傷つけ、殺してしまう人間もいる。個の存在が、命の存在が、金や地位で確立されるのではない。
障害者と呼ばれる方々以外にも、同じような判断基準にさらされている方々もいる。元気なのは、単に運が良いだけということもあるのだ。
障害者自立支援法案の概要